教員から転職

【決定版】教員からの転職ロードマップ ~失敗したくないあなたへ~

ロードマップ


ども!だいす(@dice_motosensei)です!

教員から転職したいんだけど、何をすればいいのか教えて!

今回はこんな疑問に答えていきます。

本記事の内容

  • 転職を決める前に確認するべきこと
  • 退職に関連してやるべきこと
  • 転職活動でやるべきこと

教員から転職しようとしているあなたは、初めての転職ですよね?

何をすればいいのか分からない…
見通しがもてない…

そんな不安をかかえているのではないでしょうか。

そこで、本記事では「教員からの転職」でおさえておきたいポイントを完全解説!

本記事を読めば、やるべきことが全て分かります。

記事の信頼性

筆者は、公立小学校で9年間働きました。
その後2019年の3月に退職し、同年8月に転職活動を経てエンジニアに転職しました。
「元教員」の「転職経験者」です。

まとめ

まとめ

教員からの転職でやるべきこと・考えるべきことは、大きく次の3つです。

  1. 転職前チェック(本当に転職するべきか)
  2. 退職に関すること
  3. 転職活動に関すること

それぞれ、具体的にどのようなことをする必要があるのか、詳しく解説していきます。

教員からの転職ToDo その1)転職前チェック

教員からの転職ToDo その1)転職前チェック

教員から転職したいということは、何かしらの不安や不満を抱えているからですよね?

ですから、教員からの転職は基本的に大賛成!
一度きりの人生、納得のいく生き方をしたいですから。

しかし、転職は人生を左右する一大イベントでもあります。
もう一度、この章にあるチェックリストで「本当に転職するべきかどうか」をよく考えてみましょう。

そもそも教員からの転職は難しいのか

前提として、教員からの転職は果たして”いばらの道”なのか。
Googleで「教員 転職 難しい」といったワードで検索すると、教員からの転職が難しい理由が書かれた記事が上位表示されます。

しかし、筆者の結論としては「決して簡単ではないけれど、特別難しくもない」。

そんなに悲観するほど難しいわけではないと思っています。
詳しくは【2020年現在】「教員の転職が難しい」は思い込み ~理由を解説~で解説しています。

現に筆者は32歳で教員から転職できましたし、下記の記事で紹介しているさとるさん(@SatoruTeacher)も、30代で教員からの転職に成功されています。

後悔しないかよく考える

しかしそうはいっても、何の考えもなしにいきなり辞めて転職活動するのはあまりに危険です。

そこで、必ずチェックしてほしいポイントは次の3つ。

  1. お金
  2. 年齢
  3. ビジョン

要は、
「転職後の生活は大丈夫ですか?」
「今の年齢での転職活動に、勝算はありますか?」
「転職後のキャリアのビジョンが描けていますか?」

この3つがあなたの中でオールクリアなら、迷わずGoです。
おそらく転職で後悔する可能性はかなり低いです。

実際に動き始める前に、必ず確認してくださいね。
詳しくは下記の記事で解説しています。

教員からの転職ToDo その2)退職関連

教員からの転職ToDo その2)退職関連

あなたが転職を決意したならば、「退職」について考えることが増えます。

ここの対応を間違えると、円満退職から遠ざかることになるので気を付けてくださいね。

転職活動をいつ始めるか決める

退職の意思を学校に伝える前に、転職活動をどのように進めるつもりなのかはっきりさせておきましょう。

選択肢は次の2つ。

  • 在職中に転職活動
  • 退職後に転職活動

どちらを選んでも、メリットとデメリットがあります。

あなたの生活の状況や価値観等によって、どちらが最適かは変わるでしょう。

下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

「辞めます」を伝える

どのように転職活動を進めるかによって、退職の意思を伝える時期は変わってきます。

おおざっぱに言えば、
「在職中に転職活動」なら、内定後がベスト(ただし、遅くとも12月末までに)。
「退職してから転職活動」なら、なるべく早く。

また、校内の先生にどの順番で伝えるかもかなり重要。
ここの順番を間違えるとトラブルになりかねません。

詳細は下記の記事をご覧ください。

学校に恩返し

通常の業務の引継ぎは当然行います。
プラスアルファで、学校に残せるものはありませんか?という提案です。

正直これは、やろうがやらまいがあなたも周りの先生も困りません。
だから、やるやらないは自由です。

しかし、お互い気持ちよく年度末を迎えるにはやっておいて損はないはず。

下記の記事では、筆者が学校に残したものを紹介しています。
よければ参考にしてみてください。

教員からの転職ToDo その3)転職活動

教員からの転職ToDo その3)転職活動

さあ、いよいよここが本丸ですね。

転職活動においてやるべきことは非常に多いですが、大きく3つに分けて解説していきます。

求人をさがす

求人をさがす

求人をさがすときの最大のポイントは「企業との接点をできるだけ増やすこと」
なぜなら、そうすることで転職成功率を高めることができるから。

一般的に応募から内定までは次の流れで進みます。

求人を知る

応募する

書類選考

面接(一次面接~最終面接)

内定

転職サイトのdodaによれば、内定までの通過率は以下のような計算結果になるそうです。

dodaの求人に応募した人の書類通過率と一次面接通過率を元に計算してみると、あくまで数字の上での話になりますが、「1社以上の内定を得るためには、5社の面接を受ける必要があり、そのためには21社への求人応募する必要がある」ということになります。

[引用元:転職成功者の「平均応募者数」(doda)]

では、21社の求人応募をするには、一体どれほどの求人と出会う必要があるでしょうか?

もちろん希望する業界や条件によって変わるでしょうが、少なくとも応募数の10倍以上は必要でしょう。

つまり、「企業との接点をできるだけ増やすこと」がよい理由は以下の通りです。

多くの求人を知る

応募数が増える

選考を通る数が増える

内定を勝ち取る可能性が上がる

効率的に求人をさがすなら、「転職サイト」あるいは「転職エージェント」の利用が必須です。

転職サイトと転職エージェントの違いや、それぞれのメリットデメリットは【今さら聞けない…】「転職サイト」と「転職エージェント」って何が違うの?で解説しています。

転職サイトを利用する

自分のペースで求人をさがせるのが魅力の転職サイト。

下記の記事で、教員からの転職におすすめの転職サイトをまとめています。

「どんな会社に注目したらいいかさっぱり分からない!」という場合は、教員に最適な転職先とは?【4カテゴリーをご紹介】を参考にしてみてください。
求人さがしのヒントになるかもしれません。

転職エージェントを利用する

求人の紹介、職務経歴書の添削、面接対策など、担当者からの手厚いサポートが受けられるのが魅力の転職エージェント。

下記の記事では、教員からの転職におすすめの転職エージェントをまとめています。

履歴書・職務経歴書を用意する

履歴書・職務経歴書を用意する

応募時に必要になる書類です。

2つの違いを簡単に説明すると次の通り。

  • 履歴書 → 名前、住所、学歴等の基本情報
  • 職務経歴書 → スキルや経験のアピール

履歴書の書き方は、リクナビNEXT履歴書をかんたん作成!履歴書の書き方見本&ダウンロードを参考にするとよいです。
フォーマットもダウンロードできて便利です。

ちょっと注意が必要なのが職務経歴書。
なぜなら、初めて書く書類であるにも関わらず、書類通過のカギをにぎっているから。

【教員から転職】職務経歴書って? 何を書けばいいの? ~テンプレあり~では、職務経歴書の役割から、書くべき内容まで解説しています。
フォーマットもダウンロードできるように用意しているので、ご活用ください。

前述しましたが、「転職エージェント」のサービスを利用すれば、無料で履歴書や職務経歴書をプロに添削してもらうことができます。
ぜひ活用したいところです。

>>教員からの転職に使うべき転職エージェント3選

面接対策をする

面接対策をする

面接対策として必要になるのが次の3点。

  1. 自己分析
  2. 業界分析・企業分析
  3. 予想される質問対策と、逆質問の用意

順に説明します。

自己分析

転職者の場合、前職つまり教員時代の自己分析が中心となります。
例えば、これらの質問に答えることができますか?

  • どうして教員になろうと思ったの?
  • どうして教員を辞めるの?
  • 教員時代、最もうれしかった経験は?
  • 教員時代、最もつらかった経験は?
  • あなたの長所は?
  • 長所は仕事でどう生かした?
  • あなたの短所は?
  • 短所は仕事でどうカバーした?
  • 教員の仕事でどんなスキルが身に付いた?
  • 業務で残した実績はある?

少なくともこのあたりは整理しておきましょう。

業界分析・企業分析

次に、相手のことも徹底的に調べます。
以下に示す項目は、リサーチしておくとよいです。

【業界分析】

  • 応募企業が属する業界は?
  • その業界の市場規模は?
  • その業界は成長期?衰退期?

【企業分析】

  • 創業は?
  • 財務状態は?
  • 主力商品は?
  • 競合は?
  • 市場における強みは?
  • 市場における弱みは?
  • その弱みは、どうしたら改善できる?
  • あなたが入社することで、どんな価値を提供できる?

最低限、会社のホームページをすみからすみまで読みつくしましょう。

そのうえで、もしできるならやっておくとよいことが次の2つ。

  1. 商品やサービスを実際に体験する。
  2. 社長のSNSアカウントをチェックする。

面接時、話がふくらんだり、盛り上がったりします。
また、「おっ、そんなことまで調べたのか」と、相手をうならせることもできるかも。

ほとんどの人がめんどくさがってやらないことなので、ここで差別化しましょう。

予想される質問対策と、逆質問の用意

以上をふまえ、予想される質問にはある程度答えを用意しておきましょう。

代表的な質問は次の通りです。

  • 職務経歴を教えてください
  • なぜ教員を辞めたんですか
  • なぜこの業界(職種)を選んだんですか
  • なぜ当社を志望したのですか
  • 他にはどんな会社を受けていますか
  • キャリアプランはありますか
  • 当社があなたを採用するメリットは何ですか

注意しなければいけないのが、「教員を辞めた理由」の答え方。
ド直球に答えると、非常にネガティブになりがちです。

下記の記事で、どのように答えるとよいか解説しています。

そのほか、さらに細かい質問が知りたければ、リクナビNEXT面接で聞かれる「想定質問集」25選が参考になるでしょう。

加えて、面接の最後には必ずと言っていいほど「逆質問」の時間があります。
「逆質問」とは、応募者であるあなたが面接者に質問できる時間です。

「ありません」と答えてしまうと、
「本当にうちの会社に興味があるのかな?」と思われてしまいます。

あなたが働くことになるかもしれない会社です。
気になることはつっこんで質問しましょう。

以下は、筆者が実際にしていた逆質問の一部です。

  • 創業の原点をお聞かせください
  • 御社の事業の今後のビジョンをご教示ください
  • もし御社に採用していただけたら、どのようなお仕事を任せていただけますか
  • そのために、入社までにどんな準備をするとよいですか
  • 私に期待することは何ですか

逆質問では、次の2点に注意しましょう。

  • ホームページを見れば分かることは聞かない
  • 年収、残業など、待遇面については聞かない

待遇面について確認するのは、内定が決まってからでよいです。

これらの面接対策も、「転職エージェント」のサービスを利用すれば無料でサポートしてもらえます。
多くの方の転職をサポートしてきたプロのアドバイスを、使わない手はありません。

>>教員からの転職に使うべき転職エージェント3選

おわりに

転職活動は正直大変です。
辛くなってしまう人もたくさんいます。

しかし、転職を成功させることができれば、あなたの人生は間違いなく好転します。

明るい未来のために、頑張ってください。
心から応援しています。

ABOUT ME
だいす
9年小学校教員→教員を損切り→10週間で600時間勉強→エンジニア転職|2020年3月1日〜だいすブログ始動|アドセンス4記事合格から5日で収益3桁|【教員からの転職】×【エンジニア転職】×【教員の資産運用】を発信。