教員から転職

【2020年現在】「教員の転職が難しい」は思い込み ~理由を解説~

手で顔を覆う子供


ども!だいす(@dice_motosensei)です!

教員の転職って難しいのかな?

今回はこんな疑問に答えていきます。

筆者も、転職する前はそんな風に思っていました。
しかし、それはただの「思い込み」です。
正しくは、「決して簡単ではないけど、特別難しいわけではない」です。

本記事の内容

  • 「教員の転職が難しい」と言われる理由
  • 「教員の転職が難しい」わけではない理由

もしあなたが、「教員からの転職は難しい」と思い込んでいるとしたら、転職のチャンスを逃すことになります。
そんな理由で、転職に二の足を踏んでいるとしたら、後々後悔することになるでしょう。

本記事では、「教員からの転職が難しい」わけではない理由を解説します。
具体的なデータも使って説明します。

本記事を読むことで、あなたの「思い込み」は解消されます。
そして、教員からの転職をポジティブに捉えることができるようになるでしょう。

転職を考えている教員のあなたは必見です。

記事の信頼性

筆者は、公立小学校で9年間働きました。
その後2019年の3月に退職し、同年8月に転職活動を経てエンジニアに転職しました。
「元教員」の「転職経験者」です。

まとめ

まとめ

「教員の転職が難しい」わけではない理由は以下の通りです。

  • 一般的に「教員の転職が難しい」と言われる理由は、結局『考え方次第』
  • 2020年現在、「教員の転職が難しい」わけではないことはデータが示している

詳しく解説していきます。

「教員の転職が難しい」と言われる理由

「教員の転職が難しい」と言われる理由

一般的に、「教員の転職が難しい」とされる理由は大きく3つあります。

ビジネス経験がない

おそらくこれが最も大きな理由です。

公立教員は公務員です。
ですから、以下のような資質に欠けると言われてしまいます。

  • 利益を求める
  • 目に見える成果を出す

仕事に対する感覚のズレがあることを懸念されるのでしょう。

転職の時期が限られている

転職する教員が退職するのは、圧倒的に3月が多いです。
そのタイミングで、うまくマッチングできるのかという問題です。

年収が下がる

教員からの転職の場合、ほぼ確実に年収は下がります。
一般的に、教員の年収は同年代の平均年収に対して高いです。
そのうえ、未経験での入社となるので当然といえば当然です。

「教員の転職が難しい」と言われる理由は本当か?

「教員の転職が難しい」と言われる理由は本当か?

一般的に「教員の転職が難しい」と言われる理由はどれも、『考え方次第』なのです。

「ビジネス経験がない」ことが強みにもなり得る

たしかに「ビジネス経験がない」ことは、転職おいて不利です。
一般的に、「元教員」の肩書そのものは転職市場においてほぼ無価値と思われてしまいます。

しかし、ないものはない。
だったら、ちょっと見方を変えてアピールできないか考えてみましょう。

例えば、利益の出ない環境で働いていたからこそ、転職先の会社によい刺激を与えられる可能性を秘めていると言えます。

教員という仕事はたしかに以下のような性質があります。

  • 利益を求めない
  • 目に見える成果が出るのは数年後

しかし、考えようによっては次のようにとらえることもできます。

  • 利益にならないことだけど、子供の幸せのために頑張っている
  • 目に見える成果が出る数年後のために頑張っている

冷静に考えると、すごくないですか?
利益は出ないし成果もすぐには出ないのに、教員は必死に働いているのです。

こういう姿勢は民間企業にだって生かせるのではないでしょうか?

目先の利益はなくとも、お客様のため、社会のため、会社の未来のためになることであれば進んで取り組むべきです。
それが、長い目で見たときに会社の利益となるからです。

これはあくまで一例です。
「ビジネス経験がない…」と嘆く前に、それを逆手にとってどんなアピールができるか考えた方が有意義です。

転職時期は選べる

「教員は4月にしか転職できない」というのは思い込みです。
年度途中に退職することや、退職後に転職活動を行うことだってできるからです。

年度途中で退職

上記のように、年度途中に退職している先生もいます。
夏休み前や、冬休み前なら無理ではありません。

退職してから転職

退職金があれば、3~4ヶ月は無職でも生活に困ることはありません。
実家暮らしならなおさらです。

教員の退職金がいくらほどもらえるのかは下記記事を参考にしてください。

また、退職してからの転職活動は全ての時間を転職活動につぎ込むことができるというメリットもあります。
他ならぬ筆者も、退職後に転職活動を行いました。

年収ダウンは本人の覚悟次第

そもそも、転職によって「全ての条件を良くしたい」というのは無理です。
収入も、福利厚生も、休日も、仕事内容も、上司も、職場環境も…全て完璧にするなんてことは絶対できません。

教員から転職する人は、そのほとんどが仕事内容や労働環境が理由でしょう。
転職によってそれらが良くなるのであれば、悪くなる部分があることも受け入れなければなりません。

それが年収なのです。

ここの理屈を理解し、受け入れ、覚悟さえできれば、「教員の転職が難しい」理由にはなりません。

「教員の転職が難しい」わけではないことはデータが示している

「教員の転職が難しい」わけではないことはデータが示している

「教員の転職が難しい」と言っている人たちも、客観的データがあるわけではありません。
教員と教員以外の転職者で、転職成功率に差が出ているという証拠はないのです。

むしろ、2020年現在の転職市場は売り手市場(働き手不足)であることは厚生労働省のデータが示しています。

また、Twitterを見ると教員からの転職成功報告も多数あります。

有効求人倍率

下のグラフは、求人数、求職者数、有効求人倍率の推移を示したグラフです。

有効求人倍率とは

求職者1人あたりの求人数を表す。
値が1より大きければ、働き手が足りない(売り手市場)。
値が1より小さければ、働き手が余っている(買い手市場)。

グラフを見て分かる通り、2020年3月時点では有効求人倍率はおよそ1.4倍。
つまり、働き手が足りない状態なのです。

もちろん、地域や業界、年代によって差は出ます。
しかし、社会全体では働き手不足。

そんな中、「元教員だから」という理由でどこからも一切相手にされないということはまずないでしょう。

教員からの転職成功報告(Twitter)

Twitterで「教員 転職 内定」で調べると、ものの5分でこれだけの転職成功談がヒットしました。

教員から転職を成功させている人は、事実としてこれだけいるのです。
しかも、「教育」とは全くの異業種に転職した人も少なくありません。

本当に「教員からの転職が難しい」のであれば、果たしてこれほど多くの転職成功報告があるでしょうか?
あなたが思っているほど、教員からの転職は難しくはないのです。

ただし注意点も…

ただし注意点も…

「教員からの転職が難しいわけではない」といっても、年齢によって難易度は変わります。
くわしくは、以下の記事を参考にしてください。

おわりに

「教員からの転職は難しい」と、勝手なイメージで二の足を踏むのはもったいないことです。
ふたを開けてみれば、考え方や視点を変えれば解決されるものであったり、きちんと情報を集めれば間違っていることが分かったりするものです。

しっかり戦略をたてれば、教員からの転職は十分に可能なのです。

>>教員から転職 記事一覧へ

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だいす
9年小学校教員→教員を損切り→10週間で600時間勉強→エンジニア転職|2020年3月1日〜だいすブログ始動|アドセンス4記事合格から5日で収益3桁|【教員からの転職】×【エンジニア転職】×【教員の資産運用】を発信。