ども!だいす(@dice_motosensei)です!
今回はこんな悩みに答えていきます。
本記事の内容
- 仕事が辛い教員に提案する3つの解決策
教員の仕事、辛いですよね…。
辛さの原因は人それぞれだと思います。
- 職員室の人間関係
- 多すぎる時間外労働
- 上司からの心無い言動
- 保護者や地域からの無理難題
- 多様な児童・生徒に対応することに疲弊
筆者も9年間小学校教員を経験しているので、その気持ちは痛いほど分かります。
「仕事なんだから辛くても頑張れ」
「頑張って続けていればいつか乗り越えられる」
「せっかく教員になったんだから辞めるなんてもったいない」
人は無責任にそう言うかもしれません。
しかし、辛いのをそのままにして心身を壊してしまっては、あなたの人生が台無しになってしまいます。
あなたの人生は一度きりしかありません。
そこで本記事では、そんなあなたに3つの解決策をご提案。
様々な選択肢があることを知れば、少し気持ちがラクになりますよ。
記事の信頼性
筆者は、公立小学校で9年間働きました。
教員という仕事を定年まで続けることに辛さを感じ、2019年の3月に退職。
同年8月に転職活動を経てエンジニアに転職しました。
解決策 まとめ
- 休む
- 教員は辞めないが、別の場所で働く
- 思い切って転職する
詳しく説明していきます。
休む
「一度学校から離れてみませんか?」という提案です。
教員であるあなたはとてもまじめです。
「辛い」「しんどい」と思いながらも、
「仕事だから行かなきゃ」「こんなことで休んではいけない」と思っているのでは?
しかし、それで心身を壊してしまっては本末転倒。
あなたも、あなたの家族も、同僚も、教え子も、その保護者も、誰も幸せになりません。
教員という仕事には、「病気休暇」「病気休職」という制度があります。
せっかく用意されている制度なんだから、使いましょうよ!
まずは病気休暇
まずは、「労働者の権利」である病気休暇を使いましょう。
概要は以下の通りです。
- 提出書類1枚と、病院からの診断書を用意して提出すればOK。
- 最大90日間の休暇
- 給与は満額(100%)支給
収入の心配をすることなく、ゆっくり休養することができます。
詳しくは「パニうつみほ先生」の下記記事へ。
その後は病気休職
病気休暇の消化で回復しなかった場合は、病気休職への移行が可能です。
病気休暇が「労働者の権利」だったのに対し、病気休職は「雇用者の命令」。
したがって、手続きや内容がやや変わります。
- 提出書類1枚と、病院からの診断書2枚を用意して提出
- 最大3年間の休職
- 給与は、初めの1年は80%支給。その後、徐々に減額
収入面で融通がきくなら、休職を願い出ましょう。
詳しくは「パニうつみほ先生」の下記記事へ。
教員の病気休暇(病休)から休職。待遇や給料どのように変わる?手続きなど
その後は…
「休む」ことを選んだ場合、問題はその後どうするか。
選択肢は2つ。
- 復職する
- 別の道を選ぶ
ここは、休んで少し冷静になっている間によく考えた方がよさそうです。
復職することを選ぶなら、「教員が「うつ病休職」から「復職」するときに行う職場復職訓練とは?(先生ライフ向上委員会)」を参考にしましょう。
もし、別の道を選ぶのであれば、この先を読み進めてみてください。
教員は辞めないが、別の場所で働く
今の職場は辛いものの、「子供は大好き!」「教員は辞めたくない!」
そんなあなたは「教員として別の環境に移る」ことを考えてみましょう。
公立校であれば、もちろん異動も1つの選択肢です。
ただ、あなたのいる自治体が狭ければ狭いほど、異動に対する心理的抵抗があるのではないでしょうか。
そこで、異動以外の方法を提案します。
例1)別の自治体
お隣の自治体を受験し直す方法です。
場合によっては通勤時間が伸びたり、給与が変わったりするかもしれません。
しかし、新たな環境で心機一転、気持ちのリセットができます。
正規職員枠がある自治体もあるので、筆記免除で受けられるかもしれません。
例2)私立教員
あなたが公立教員であれば、私立教員に転身するのも1つの方法です。
異動がないことや、私立ならではの家庭からのニーズは、また違った大変さがあるのでしょう。
しかし、私立校には築き上げられた教育理念や学校風土があります。
教員や管理職が短期間でころころ変わることもありません。
1つの学校に腰を据えて、じっくり教育に携われるのは私立校の魅力でもあります。
例3)日本語教師
外国人に日本語を教える。
そんな「教員」もいます。
日本語教育とは
通常、日本語を母語としない人(主に外国人)に対し、日本国内外で、日本語を指導することを指す。
ただし、日本語を母語とする人を対象とする「国語教育」を「日本語教育」と表す場合もある。
日本国外での日本語教育は126カ国・7地域で行われており、学習者は約300万人である。
日本国内での日本語教育は、大学等の高等教育機関や日本語教育機関(主に日本語学校)の他、地域の日本語教室などで行われており、学習者は、成人が約166,000人、児童生徒約28,000人と報告されている。[引用元:Wikipedia]
世界のことを知り、自身がグローバル人材に一歩近づけるかもしれません。
以下の記事では、教員から日本語教師に転職したYUSUKE SENSEI(@YusukeSensei)の転職体験談を紹介しています。
興味があれば、参考にしてみてください。
思い切って転職する
「教育には向いてない…」
「実は、子供が苦手かも…」
あなたがこんな風に思っているのだとしたら、転職してみてはどうでしょう?
教員から転職はできる
もちろん、転職は簡単ではありません。
でも、「教員」だから特別難しいかというと、そういうわけでもありません。
試しに、Twitterの検索窓に「元教員」と入れて検索してみてください。
たくさんのアカウントがあることが分かるはずです。
詳しくは下記記事にまとめているので、良ければ読んでみてください。
転職サイトの登録が初めの一歩
「転職」というと、気合いを入れてやらなければいけないイメージがあると思います。
でも、初めはそんなに肩ひじ張る必要はありません。
転職サイトに登録して、どんな業界があるか、どんな求人があるか眺めてみるところから始めればいいんです。
眺めてみて、「やっぱり教員だ!」と思えばそれもよし、「転職しよ!」って思えばそれもよし。
本格的に転職活動を始めるのはそれからでいいんです。
下記記事で、まずは登録するとよい転職サイトを紹介しています。
おわりに
「頑張って続ける」以外の選択肢があるんだと思ってもらえれば幸いです。
筆者は、転職したことで生活が、人生がガラリと変わりました。
もっと早く決断していれば…と少し後悔もしています。
あなたの心身や人生が壊れてしまう前に、手遅れになる前に、アクションを起こしてくださいね。