ども!だいす(@dice_motosensei)です!
転職も考えているけど、さすがに早すぎるかな。。
早くに転職した教員っていないのかな?
今回はこんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
- まっきーさんの略歴
- まっきーさんの転職体験談
教員になりたて早々に転職を考えると、いろいろな思いが頭をよぎりますね。
- 何年かやれば良さが見えてくるかも
- 先輩教員に相談しても、もう少し頑張れって言われそう
- 頑張って教員になったのに、すぐに辞めちゃうのはもったいない
でも一つ言えるのは、「転職を決断するなら早いに越したことはない」ってことです。
そこで本記事では、小学校教員からエンジニアへの転職を成功させたまっきーさん(@makky_study)の転職体験談を紹介します。
まっきーさんは、新卒1年で教員に見切りをつけ、新たな世界へ挑戦しました。
本記事を読めば、若いうちに教員から転職することに勇気がもてますよ。
転職がちらついている若手教員のあなたは必見です。
まっきーさんの略歴
![まっきーさんの略歴](https://dice65536.com/wp-content/uploads/2020/11/teacher-scaled.jpg)
東海地方の公立小学校で働いていました。
1年勤務して転職を決断、24歳の時に転職しました。
1年で転職とは思いきりましたね!
早くに教員を辞めて転職することに、迷いや葛藤はやはりありましたか?
迷いは少しだけありました。
「1年すら経験してないくせに、見切りをつけてしまっていいのか」という葛藤です。
ですが、教員免許をもってさえいれば再度教師として働くことはできます。
挑戦しないで後悔しながら教員を続けるより、まず行動してみてその後決めたらいいと考え、その迷いは払拭しました。
素晴らしい決断です!
ただ、そのときの同僚や家族の反応が気になりますね…
実際のところどうでしたか?
同僚の反応は理解のある感じでした。
僕が「やりたいことがあるんです」と言ったら校長も主任も他の同僚も「頑張って!」という感じでした。
母子家庭なのですが、母親から少しだけ「安定がなくなる」という感じのことを言われました。
でも、僕の気持ちを最終的には優先してくれました。
実は、面接に合格するまで母親に隠し通していました。
まわりの人に理解してもらえるのはすごくありがたいことですよね。
その環境が、まっきーさんの転職を後押ししたんでしょう。
ちなみに、退職されたのはやはり3月ですか?
はい、3月でした。
まっきーさんが教員を辞めた理由
![まっきーさんが教員を辞めた理由](https://dice65536.com/wp-content/uploads/2020/07/stop-scaled.jpg)
1年で転職に踏み切った理由がかなり気になります!
なぜ教員を辞めようと思ったんですか?
次の3つが主な理由です。
・教員界の先の見えなさ
・意味のない、無駄なものの多さ
・業務が忙しく、自身のスキルアップに費やす時間がなかった
新卒1年でここに気付けるとは。。
私が初任のときはこんなところまで全然考えがまわってなかったです…(^^;
教員界の先の見えなさ
具体的に、どんなところに将来性を感じなかったんですか?
うちの地域だけかもしれませんが、教員全体に勉強をしてより良い教育をしていこう!という雰囲気がまったく感じられませんでした。
原因としては、業務量の多さからそのようなことを考える余裕がないのかと思いました。
たしかに「教育公務員は研究・修養に努めよ」っていうわりに、その時間までは確保してくれないですからね。
やるなら、自分の時間を犠牲にしないといけない。
長く勤める中で、だんだん変わっていくかもしれないという期待もなかったですか?
「いっさい変わらない」とは思いませんが、「変わるのにかなりの時間がかかる」と感じましたね。
・IT化の遅れ(タブレットは一切なし)
・scratchなどのプログラミング教育に対する知識もゼロ
・15年たった今でも、昔と変わらない意味のない宿題(音読・漢字・計算ドリル)
こういった現場の様子を見てそう感じました。
意味のない、無駄なものの多さ
例えば以下のようなものです。
・ただ長い会議
・不必要な伝統
・年功序列
1年見ただけでも、かなりの無駄を感じましたね。
これらも、変わるには長い時間がかかるなと。
激しく共感笑
教員の世界って超保守的で、「変わること」「変えること」に非常に臆病。
「例年通り」が好きな人が多いのもそのせいですね。
業務が忙しく、自身のスキルアップに費やす時間がなかった
スキルアップとして、資格をとったり読書をしたりしたかったんです。
資格は例えば、TOEICやITパスポート、基本情報技術者試験ですね。
でも、そんな時間はほとんどとれなかった。
ちなみにまっきーさんは、平日の残業時間や休日出勤はどれくらいしていたんですか?
平日の残業時間は月70~80時間ほど、土曜はほとんど出勤して次の週の授業準備等をしていました。
やはりそれくらいの時間外勤務をしていますよね。。。
そうなると体はくたくた、プライベートな時間で勉強しようと思ってもなかなかできないものです。
まっきーさんの転職活動
![まっきーさんの転職活動](https://dice65536.com/wp-content/uploads/2020/05/vision-scaled.jpg)
目指した業界とその理由
営業職(IT営業)、IT職を目指しました。
理由は次の通りです。
・大学で数学を専攻していたから
・ITに関することを勉強するのがわりと好きだったから
・営業orエンジニア職なら教員として身につけたコミュニケーション力を活かせると思ったから
営業職は分かるんですが、IT職で「コミュニケーション力を活かせる」と思ったのはなぜでしょう?
エンジニアって、一般的にはもくもくとコーディングするイメージがあると思うのですが…
僕も最初はその認識だったんです。
ところが、エージェントの方のアドバイスと、何かの本(タイトル忘れました)で「エンジニアはコミュニケーション力が高いほうが有利になる」というような文言を目にしたんです。
たしかに、実際その通りなんですよね。
本当にただ指示された通りにコーディングするだけならコミュ力は必要ないかもしれませんが、エンジニアの仕事ってそれだけじゃないので。
転職活動で使ったサービス
転職サイトや転職エージェントは活用しましたか?
次のサービスを使いました。
・DODA
・マイナビエージェント
・リクルートエージェント
求人数の多い、大手のエージェントを活用されていますね。
使ってみた感想として、印象に残っているサービスはありますか?
リクルートエージェントは使用感よかったですね。
・職務履歴書等の添削がとても助かった
・アドバイザーが親切で丁寧に話を聞いてくれた
・ヒアリング能力が高く、自己分析を深めてくれた
DODAとマイナビエージェントは、求人を探すためだけに使ったので、特に感想はないです。
大手のエージェントは賛否両論ありますが、まっきーさんにはマッチしたようですね。
ちなみにエージェント以外に転職活動で使ったツールはありますか?
本や教員から転職された方のブログ記事は参考にしました。
・「転職と副業のかけ算」
→ 転職に対するマイナスイメージを払拭してくれました
・「メモの魔力」
→ 裏面にある自己分析リスト的なものを100題行ってみました
・さとるさん(@SatoruTeacher)のサイト
→ >>さとるさんのブログ
転職活動で苦労したこと
教員として働きながら時間を作ることですね。
転職活動そのものの時間ももちろんですが、資格の勉強時間も必要でした。
未経験でも採用される確率があがるよう、TOEICやITパスポートの勉強をしたかったので。
教員として時間外労働が多い中、まっきーさんはどうやってその時間を作り出したんですか?
勉強の時間は、朝5時半から7時までの1時間半、帰宅後20時半頃〜23時の2時間半という感じで行っていました。
企業との面接は冬休みのみです。
そこに狙いを定めていました。
もしそこで決められなかったら、平日の勤務後を検討していましたね。
かなりハードなスケジュールで勉強していたんですね。
しかし、転職活動を冬休みだけで勝負を決められたのは大きいですね。
勤務しながら面接も…となるとかなりしんどいですから。
今の会社に決めた理由
「面接で感じた社風の良さ」、それから「未経験でもエンジニアになれる環境が整っている」ところが決め手でした。
「社風の良さ」とは、具体的にどんなところに魅力を感じたんですか?
まず、積極的なインセンティブ制度。
成果を出せば報われる風土があります。
それから、社長のアンテナが高いと感じました。
例えば、IoT市場の参入に積極的なんです。
なるほど。
では、もう1つの「未経験でもエンジニアになれる環境」というのは?
具体的には、次のような環境が整っていました。
・2ヶ月間の研修期間
・自分自身も提案できる勉強会
・充実した研修制度(研修というが、自ら学ぶ能動的なスタイル)
・会社独自の面談システムがあり、定期的にヒアリングをしてくれる
未経験からでも、安心して飛び込めるなと感じました。
積極的にスキルアップして自分を磨いていきたいまっきーさんにはぴったりの職場だったわけですね!
ちなみに、企業への応募数はどれくらいでしたか?
書類応募数は10社です。
そのうち3社と面接ができ、1社内定をもらえました。
(1つは最終面接を受けませんでした)
10社応募で内定獲得はめっちゃコスパがいい!
やはり転職するなら若いうちにした方が有利なのでしょう。
転職してよかったこと
何と言っても、自身のスキルアップに費やせる時間が格段に増えたこと!
また、お昼休憩がしっかりあることも嬉しいですね。
詳しくは、私のブログでも紹介しています。
【教員からの転職】転職をして、良かったことは?をぜひご覧ください。
お昼休憩は激しく共感します!
教員時代は休憩時間なんて実質なかったですからね。。
ちなみに、転職する前の方がよかったことなんてありますか?
特にないですが、強いて言うなら給与が少し減ったことくらいですかね。
なるほど。
それでも、早くに転職に踏み切ったので下げ幅は小さくて済んだんでしょうね。
転職を考えている先生へ まっきーさんから一言
![転職を考えている先生へ まっきーさんから一言](https://dice65536.com/wp-content/uploads/2020/05/light-scaled.jpg)
転職は大変かもしれませんが、行動せず後悔するより、行動して後悔しましょう!
まっきーさん、ありがとうございました!
まっきーさんはブログも運営されています。
「教員からの転職」についてはもちろん、現役エンジニアとして技術的な発信もされています。
まっきーさんに興味があるあなたは、ぜひのぞいてみてください。
\新卒1年で教員からエンジニア転職!/
おわりに
1年で教員から転職することに決めたまっきーさんの英断に脱帽ですね。
なかなかできることではありません。
同じように若くして教員からの転職を考えているあなたは、ぜひまっきーさんとコンタクトをとってみてください。
いいアドバイスがもらえるかもしれませんよ?