ども!だいす(@dice_motosensei)です!
実際に教員から転職した人の体験談が知りたいな
今回はこんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
- あっしーさんの略歴
- あっしーさんの転職体験談
教員から転職するのは勇気がいりますよね。
特に30代になってからだと、いろいろと理由をつけて転職にも奥手になりがち。
そこで本記事では、小学校教員からエンジニアへの転職を成功させたあっしーさん(@assy0209)の転職体験談を紹介します。
あっしーさんは、元教員、30代、未経験、そしてコロナ禍という数々の逆境の中でエンジニア転職を成功させた強者です。
本記事を読めば、30代でも教員から新しい世界にチャレンジできるんだという勇気がもらえますよ。
なかなか一歩踏み出せないあなたは必見です。
あっしーさんの略歴
関西の公立小学校で働いていました。
14年勤務しましたが、36歳のときに転職を決意しました。
ちなみに、退職は何月でしたか?
2020年3月末に退職しました。
Twitterを拝見すると、2019年の12月からかなりがっつりプログラミング学習を始めていたようですが…
有給消化をしたんですかね?
はい、12月末からテックキャンプ(プログラミングスクール)に通いました。
詳しいことは言えませんが笑、お休みをとって通いましたね。
年齢も年齢だったので、3ヶ月ほどでしたけど待つことはできず、手段を選ばずいち早く行動に移したということですね。
「教員は3月まで待たないと転職できない」と思いがちだけど、そんなことはないってことですね。
あっしーさんが教員を辞めた理由
次の3つが主な理由です。
・やりたいことができて、新たな挑戦もしてみたくなった
・一斉授業は自分のやりたいことではないと気づいた
・まわりが変わることを望むよりも、自分の行動を変えようと思った
やりたいことができて、新たな挑戦もしてみたくなった
プログラミングって面白い!ってことを知ったんですよね。
しかも、これからますます必要なスキルになる。
「自分の作ったものが一般の人に使われる」という経験もしてみたいと思いました。
人生一度きりなので、自分のやりたいことをやろうと思って転職を決意しました。
「人生一度きり」というところは深く共感します。
こうすればよかった、あぁすればよかった、という生き方はしたくないですもんね。
ところで、プログラミングの面白さに気付いたきっかけは何だったんですか?
プログラミングを小学校でもやっていくことになったので、Googleで調べてみたんですよね。
そのときにprogate(プロゲート)というプログラミング学習サイトを見つけたことがきっかけでしたね。
実際にやってみると、楽しかったんですよ。
それで、「プログラミング 職業」みたいな感じで検索したことが最初のきっかけでしたね。
どこにきっかけがあるか、分からないものですねぇ
一斉授業は自分のやりたいことではないと気づいた
一斉授業って、学習のできる子は退屈し、できない子は学習についていけなくなるっていう構造があると思うんですよ。
それって、教師の工夫や努力では解決することに限界があるなって思ったんですよね。
つまり、根本的に個別学習への構造転換が必要だという考えをもつようになりました。
それに気付いていながら、教員を続けることに意義を感じられなくなったんです。
意義のないと思うことを続けることに対して、我慢し続ける必要はないと考えました。
う~ん、こちらも激しく共感。
ある程度経験年数を重ねたからこそ感じるジレンマですよね。
「自分が本当にやりたい教育ってこれだっけ?」みたいな。
まわりが変わることを望むよりも、自分の行動を変えようと思った
そんな思いを抱える中、新しい学習指導要領に変わりましたよね。
その内容を知る中で、先ほど話した構造の変化はまだまだ実現しないことを実感しました。
また、「日本の学校教育や教員の働き方が、時代に取り残されていておかしい」と分かっていながら続けることは、心を押し殺していることも多かったです。
例えば、
・一斉授業で主体的な学びを求める
・運動会で組体操や団体演技をする
・いじめのとらえ方と対応の仕方
・紙ベースでプリント配る
・教員の無駄な働き方
などです。
それらに耐えられなくなりました。
まわりが変わることを望むよりも、自分の行動を変えて、自分のしたいことをしたいと考えるようになったんです。
人は変えられない、変えられるのは自分の考えと行動だけ。
この思考はものすごく大事だと思いますね。
その結果、あっしーさんは「転職する」という決断にいたったわけですね。
あっしーさんの転職活動
目指した業界とその理由
エンジニアとして中途採用を目指しました。
プログラミングも楽しかったし、学び続けることが好きでした。
また、スキルを身につけることで自分の市場価値が高まると考えたからです。
転職活動で使ったサービス
転職サイトや転職エージェントは活用しましたか?
次のサービスを使いました。
- Green
- Geekly
- マイナビ
- Wantedly
- リクナビNEXT
- レバテックキャリア
- リクルートエージェント
エンジニア転職を目指しているということで、Green、Geekly、Wantedly、レバテックキャリアといったIT業界に強いサービスをしっかり活用されていますね。
使ってみた感想として、印象に残っているサービスはありますか?
Greenは一社一社応募理由をかかないといけなかったし、お祈りばかりだったので、年齢的にもマッチしていないかなと思いました。
また、Greenの場合、Wantedlyよりも採用コストが高いので、やはりWantedlyよりも人を選んで採用する傾向にあるのかなと感じましたね。
そのほかはほとんど書類で落ちたのですが、リクルートエージェントさんはすごく親身になってくれて、偽りもなく採用がほとんどないことを伝えてくれました。
採用コストっていうのは意識した方がいいかもしれませんね。
採用コストの高いところには体力のある企業が求人を出しやすく、採用コストの低いところにはベンチャーも求人を出しやすいですからね。
ちなみに、それ以外の方法で応募はしましたか?
Wantdlyなどで見た企業のサイトの中から、いくつかの企業には直接応募しました。
転職活動で苦労したこと
年齢的にも厳しい中、コロナウイルス直撃の時期で採用は激減しました。
なかなか書類が通らず、おそらくwantedlyだけで250社〜300社ぐらい応募しました。
他のサイトやエージェントも含めると、もっと多くなりました。
初めての就職活動だったし、結構先が見えにくかったので自尊心が低くなりかけました。
ここが一番きつかったです。
300社…!
30代未経験からの転職、しかもコロナ禍ということでかなり苦しい戦いだったことがよく分かりますね…
ざっくりでいいのですが、体感で書類通過率はどれくらいでしたか?
体感で10%あったかないかぐらいだったと思います。
書類通過率はWantedlyが一番高かったですね!
他のサイトなどは、エンジニア職よりも教員関係の仕事(私立の小学校や)、学童の仕事などを進められることも多かったです。
エンジニア職については、深夜などの保守・運用みたいなものを紹介されたこともありましたね。
私も30代未経験から転職活動しましたが、書類通過率は同じような感想をもちましたね。
もちろん求人を「選ぶ」ことも大事ですが、書類通過率を考えるとある程度応募しないと戦えません。
バランスが大事ですね。
今の会社に決めた理由
エンジニアとしていろいろな経験をさせてもらえそうだからです。
例えば、開発・運用・お客さんとのやりとり、PM(プロジェクトマネージャー)ですね。
自分の思いともマッチしていました。
あっしーさんが納得できる会社が見つかって本当によかったです。
かなりの応募数でしたが、内定をとれたのはどこ経由の応募でしたか?
また、これだけ苦しい転職活動の中で内定をもぎとれた理由を、あっしーさんご自身はどのようにお考えですか?
最終的に内定がとれたのは、Wantedlyで応募したものです。
学習してきた成果をSNSで発信してきたこと、これまでの教師生活で努力してきたことなどを言語化してWantedlyに書いていたことで、企業の方の目にとまったことが多かったです。
内定をもらえたのは、人柄採用なところが大きかったと思いますね。
今会社にいる社員たちと一緒にやっていけそうか、継続して努力を重ねていけそうかという点を評価されたと思っています。
人柄採用、ポテンシャル採用をしてくれる会社があるというのは、30代未経験で転職する立場としては心強いですね!
転職してよかったこと
・休憩がちゃんととれること
・環境について我慢することが激減
・自分でコントロールできないことが少なく、すべての結果は自分次第と割り切りやすくなった
・休みを割と、取りたいときにとれる(職種によりますね)
わりと教員とは真逆の環境ですね笑
同じくエンジニア転職した私もまったく同じ感想です。
ちなみに、逆に転職する前の方がよかったことなんてありますか?
なんといっても公務員は福利厚生・給与に恵まれています。
これは、教員をやめて初めて実感したし、新卒から教員の人は分かりづらいだろうなと思いますね。
高給取りだからこそ、保護者が大事な我が子に健やかに過ごしてほしいから求めるものが高くなるのも、離れてみてよく分かるようになりました。
頭で分かっているのと、身をもって感情をともなって分かるのでは違いますね。
転職を考えている先生へ あっしーさんから一言
何より自分の価値観と目的をもった上で、転職を考えてほしいと思います。
目先の嫌なことがあるから転職をするという理由だと、きっと次の転職先でも嫌なことは出てきて、それを理由に転職をくり返す可能性も高いと思います。
なぜ転職するのか、転職することで実現したいことは何なのか、それが達成できなくても転職することに後悔はないのか、給与や福利厚生は悪くなってもやりたいことなのか考えて、紙に書き出して整理することが大事です。
そして、考えて決めたなら、3月まで勤めてからと言わずにすぐに行動(転職エージェント・転職サイトに登録、どんな募集要項があるのかチェックなど)をおすすめします!
学年の途中でも退職は可能です。
他人の人生でなく、自分の人生を生きていきましょう!!
あっしーさん、ありがとうございました!
あっしーさんはブログも運営されています。
「プログラミング学習」「エンジニア転職」といった記事も書かれているので、エンジニア転職を考えているあなたにとって参考になる情報があるかもしれません。
のぞいてみては?
\30代未経験からエンジニア転職!/
おわりに
元教員、30代、未経験、そしてコロナ禍という数々の逆境の中でエンジニア転職を成功させたあっしーさんの経験から学べることは多いですね。
同じような境遇のあなたは、ぜひコンタクトをとってみてください!