ども!だいす(@dice_motosensei)です!
今回はこんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
- 教員退職前に学校に残したものとその理由
教員から転職。
ワクワクしますよね。
期待に胸がふくらみますよね。
しかし、現任校への恩返しも忘れてはなりません。
ここを怠ると、円満退職から遠ざかってしまうかもしれないからです。
そこで本記事では、実際に教員から転職した筆者が、学校に残していったものをご紹介。
あなたの退職時にぜひ役立ててください。
教員退職前に残したものその1)使っていたモノ
先生ってめちゃくちゃモノが増えるんですよね。
教室で使う便利グッズ、本、自作教材…
退職後には不要になるものが多かったので、職員室前にお店を開いて、欲しい人には譲りました!
ポイントは、早めに荷物をまとめておくこと。
修了式が終わってからまとめ始めると、お店を開ける期間が限られてしまいますからね。
それでも残ってしまったものも、新年度の初任者が使えそうなものは残していきましょう。
教務主任に声をかけておけば置いておいてくれるはずです。
それでもどうしても処分しなければならないものは、メルカリで売るのもアリですね。
教員退職前に残したものその2)次年度の資料作成
次年度に使う委員会カードとクラブカードを作り直しました。
僕は教員2年目からずっと特別活動を専門に勉強し、校内でも特別活動部に所属することが多かったです。
退職時も、特別活動部の主任を務めていました。
委員会やクラブのマネジメントを担当する部署です。
最後の1年間、僕はずっと委員会カードやクラブカードの内容に違和感を感じていました。
これらの活動で伸ばしたい力と、カード内にある子供の振り返り項目がどうもちぐはぐだったのです。
今のカードのままでは、「書かせる意味はほとんどないな」と思っていました。
また、学習指導要領の改訂もあり、刷新するには絶好のチャンスでした。
今年度のものをそのまま使うことだってできるわけだし。
作り変えるなら、次年度の先生が作ればいいことじゃない?
その意見はごもっともかもしれません。
でも僕は作った。それはなぜか。
- 次年度の準備がない分、残る先生より余裕がある
- 人がやりたがらないことをやることにこそ価値がある
- 自分が「おかしい、変えたい」と思っているものは、自分が使う使わない関係なく変えるべきだと思った
合理的に考えれば、やって当然のことだったんです。
今年度退職するあなたが、もし今使っているものに疑問を感じているのであれば、是非作ってみてください。
あなたがその学校にいた足跡を残しましょう。
教員退職前に残したものその3)後輩に向けて9年間のノウハウ
僕が最後にいた学校は、若手の先生がすごく多かったんです。
その若手チームのリーダーも務めていました。
そう思ったのがきっかけです。
そこでまず、9年間で使ったデータ類(教材、学級事務系)をまとめ、共有フォルダにアップしておきました。
いつでも使っていいよと。
僕の退職と同じタイミングで別の学校に異動されたある先生は、そのデータを持っていき、異動先の学校で活用していると教えてくれました。
辞めた後も、役に立てていることが分かって嬉しかったものです。
それに加えて、僕が9年間で学び、経験した中で蓄積したノウハウ(学習指導、学級経営等)をExcelデータにまとめ「だいすの遺産」として公開もしました。
どれほど活用されているかは分かりませんが、せっかくのノウハウを眠らせてしまうのはもったいないですからね。
そこで!!
今回この記事で「だいすの遺産」を無料ダウンロードできるように用意しました!
ジャンルごとにタブは分けているものの、箇条書きでがしがし書いているだけなので、正直見てくれはよくないです(弁明)。
しかし、その中身は保証します。
僕が実際に行っていたリアリティのある実践内容です。
ご自身の指導スタイルや学校事情に合わせて、使えそうなものはどんどん盗んでください。
ダウンロードはこちらから
※分かり辛いところがあれば、TwitterのDMで質問してくださればお答えします。
教員退職前に残したものおまけ)4月のボランティア
僕は退職時、転職先は決まっていませんでした。
通う予定のプログラミングスクールは4月13日からだったので、時間に余裕があったのです。
そこで、新学期が始まった最初の1週間、最後に在籍していた学校にボランティアでお手伝いに行きました。
バタバタの教務主任のお手伝いをしたり、1年生の担任の補助をしたり…
学校の勝手が分かっているからこそ、できることが多かったです。
とてもありがたがってもらえたので、役に立てたのかなと思います。
誰もができるわけではないけれど、こんなGIVEの仕方もある、ということでご紹介しました。
おわりに
「ありがとうございました。お世話になりました。」と口で言うのは簡単です。
正直、誰だってできることです。
でも、本当に感謝しているかどうかは、出ていく自分に何ができるかを考え、残せるものは全て残していこうと行動をしているかどうかに表れるのではないでしょうか。
つまりどれだけGIVEしているかどうか。
僕はそう思います。
退職するあなたにも、今いる学校に残せるものが何かあるはずです。
お互いが気持ちよく退職を迎えるためにも、1つでも多くのものを残していけるよう行動を起こしてみてください。