ども!だいす(@dice_motosensei)です!
やりがいなんてあるの?
今日はこんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
- 教員の仕事のやりがい3選
- だいすの体験談を交えて
「教員の仕事は大変」
これはまぎれもない事実です。
実際、僕が教員から転職した理由の1つでもあります。
しかし、そんな中にも「教員の仕事をしていて良かった」と思える瞬間があることもまた事実です。
少しでも教員になろうと思っているあなたには、その事実を知ってほしいのです!
この記事が、あなたが教員の道へ進む一助になれば幸いです。
ちなみに、本記事では「子供の成長を間近で見られます。」みたいなありきたりな話はしません。(そういう話は現場を知らない役人に任せます。)
現場を経験したからこそ分かる、実体験を伴った話をします。
嬉しい言葉の数々

教員時代の9年間で、子供からも保護者からもたくさんの嬉しい言葉をいただきました。
印象に残っている言葉はたくさんあるのですが、ここでは厳選します。
「授業が分かりやすい」

これは教師冥利に尽きる!
教員として、一番嬉しい言葉かもしれません。
ただし、子供が直接言ってくれることはほぼありません。
- 同僚の先生が教えてくれる
- 個人面談のときに保護者が教えてくれる
- 1年の終わりに「実は…」って感じで手紙で教えてくれる
直接言われるより、こうやって間接的に教えてもらった方が嬉しかったりしますよね。
「子供が分かりやすい」というのは授業力のバロメータになるので、自分の授業にも自信がもてるようになりました。
「先生なら分かってくれる」

6年生を担任した子でした。
全幅の信頼をおいてもらえないと出てこない言葉ですよね。
この子は、5年生のとき担任の先生から理解されなかったんですよね。
いわゆる「目の敵」にされているってやつです。
正しいことを言っても取り合ってもらえない。
子供にとってこれほど悲しいことはありません。
そんな彼と、信頼関係を築けていたことが嬉しかったです。
実はこれも直接言われたわけではありません。
卒業後に、保護者から教えてもらいました。
あのとき、そんな風に思ってくれていたんだ…と後から知るパターンは多いですね。
保護者から

「モンスターペアレント」なんて言葉が流行りましたが、そういう保護者ばかりではありません。
むしろ、誠実に子供と向き合っていれば、味方になって応援してくれる保護者がほとんどです。
保護者にかけていただいた言葉を一部紹介します。
- 先生に担任をしていただき幸せでした。
- 小学校生活最後の担任が先生で良かったです。
- 息子が先生と出会えたことを本当に感謝しています。
- 娘のことを理解してくれ、指導してもらい感謝しています。
- 来年度も先生を担任にしてほしいとお願いしたいくらいです。
- 先生のおかげで安心して娘を学校へ送り出すことができ、感謝しています。
- 息子はこの1年、先生のおかげで楽しく小学校生活を送ることができました。
これらはほんの一部です。他にもたくさんあります。
正直、保護者からのこういった言葉に救われたときが多々ありました。
先生として未熟な僕を温かく見守り、支えてくださった保護者の皆様には感謝しかありません。
ずっとその子の先生【つながりが切れない】

何年たっても、教え子たちの先生であることに変わりはありません。
学年が変わっても、卒業しても、学校を異動しても、そのつながりが切れることなく続いているのです。
これは、先生の仕事の最も大きな醍醐味かもしれません。
年賀状、クリスマスカード

卒業しても、毎年必ず年賀状をくれる子がいます。
1年にたった1回でも、かつての教え子とつながり、近況報告ができることは先生としてとても嬉しいことです。
なかには、3年で担任した後広島へ転校し、その後毎年年賀状でやりとりしている教え子もいます。
ちなみに、自分の住所を教えるのをタブーとする風習がもしかしたらあるかもしれません。
ただ、個人的にはこういうつながりは大事にしたいと思っています。
驚いたのは、初めての異動をしたあとの年末。
なんと、前任校で最後に担任したクラスの子たちから「クリスマスカード」が届いたのです。
担任したクラスだけでなく、学年全員のメッセージを集め、製本して学校まで郵送してくれたんです!

まさかここまでしてくれるとは思ってもみなかったので、とても嬉しかったです。
離任式には卒業した多くの教え子が

初任校では7年勤め上げ、2回の卒業生を送り出しました。
離任式の日、会場には多くの卒業生が!
初めの卒業生は中学3年生。
自身の卒業式も終わっていたので、担任した子供たちが19人も会いに来てくれました。
2回目の卒業生は中学1年生。
「あれ?授業あるはずだよな…?」と思いつつも、会いに来てくれたことが嬉しかったです。
自分の時間を使って、わざわざ会いに来てくれた教え子たちにただただ感謝でした。
進学報告、久々の再開

初めにもった卒業生の中には、LINEで連絡をとりあえる子もいます。
(なぜ電話番号をその子が知っているのか、思い出せない…)
高校3年生のときには、志望校の大学に合格できたことを報告してくれました。
幼稚園の先生になることを目指して頑張っているそうです。
また、別の教え子とは高校卒業後に会うこともできました。
一緒にご飯を食べにいき、卒業後の話、進学先の話、小学校時代の「実は…」な話…
いろんな話をして盛り上がりました。
全然話し足りなかったです。
こうして、手塩にかけて育てた子供たちと大きくなった後に連絡を取り合うことは、教員としての一つの楽しみになりますよね。
一人の人生を変えることすらある

教育に携わるということは、その子の人生の一旦は担うということです。
ごくごくわずかではありますが、僕と出会ったことにより影響を受けた教え子もいました。
「先生になりたい」

「だいす先生の姿を見て、娘が先生になりたいって言ってるんですよ。」
これほど嬉しいことがありますか?
もちろん、教師としても一人の人間としてもまだまだ未熟です。
でも、誠心誠意子供たちに向き合ってきた自負はあります。
その姿が、子供に伝わったのかなと思うと、とても嬉しかったです。
「私を変えてくれてありがとうございます」

5年生で担任した子が、卒業時にくれた言葉です。
これも相当にしびれました。

実はこの子、5年生の初めは「ちょっと難しい子かな…」と思うような少しませた女の子だったんです。
たぶんその子も、僕に対して特別いい印象はもっていなかったと思います。
正直、何がきっかけで僕をこれほど慕ってくれるようになったのかは今でも分かりません。
ただ一つ言えるのは、上手に距離感をとりながら誠実に接していたということです。
そういった日々の積み重ねによって、信用してもらえたのかなと思っています。
おわりに
教員の仕事は、その瞬間瞬間は非常に大変で辛いものです。
しかし、その苦労を乗り越えたあとに、僕が紹介したような嬉しい出来事が待っています。
こんな思いができる仕事は他にはなかなかありません。
今、教員を目指しているあなたの背中を少しでも押すことができれば幸いです。
応援しています!