ども!だいす(@dice_motosensei)です!
今回は、そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- テックキャンプの良い点、悪い点
- テックキャンプに向いている人、向いていない人
今はエンジニア不足ということもあり、未経験からエンジニア転職に挑戦する人はとても増えています。
勉強方法も本当にたくさんありますが、大別すると以下の3つです。
- 独学(書籍、Progate・ドットインストール等のオンライン教材)
- オンライン型プログラミングスクール
- 通学型プログラミングスクール
その中で筆者が選んだのは、3.通学型プログラミングスクールである「テックキャンプ」です。
※2021年3月現在では、通学プラン・オンラインプランの両方が用意されています。
ということで今回は、テックキャンプって実際どうなの!?ってところを忖度なしでお届けします。
※筆者が通った2019年4月~6月の情報です。
テックキャンプの悪い点、良い点まとめ
悪い点 |
・費用が高い ・PCはMacのみ ・応用カリキュラムのサポート体制 |
---|---|
良い点 |
・カリキュラムの質が高い ・自分のペースで学習が進められる ・チーム開発が経験できる ・継続できる環境 ・学習環境が快適 ・同じ志をもった仲間ができる ・転職サポートが手厚い |
では、詳しく解説していきます。
テックキャンプのカリキュラム構成は?
解説の前に、カリキュラムの全体像がお伝えした方が話が分かりやすくなります。
10週間の流れは以下の通り。
1~2週目 基礎カリキュラム
- Web上のカリキュラムに沿って基本的に自習
- 常駐メンターに質問可能
- 簡易アプリを2つ作成(HTML,CSS,Ruby,Ruby on Rails)
- 全てをコーディングするのではなく、穴埋め的な作り方
- 中間テストと期末テストあり(Web上で受験、自己採点、ググってOK、テキスト読み返してOK)
- ビュー問題(HTML,CSS)
- アルゴリズム問題(Ruby)
- エラー解決問題(Ruby on Rails)
3~6週目 応用カリキュラム
- Web上のカリキュラムに沿って基本的に自習
- スカイプのような形でメンターに質問可能
- チャットアプリを1つ作成(HTML,CSS,JavaScript,Ruby,RUby on Rails,SQL,Git Hub,AWS)
- 0からすべてコーディング
- メンターのコードレビューあり
- オリジナルアプリ開発
- 学習したことを基に、個人開発
- 制作物の発表会あり
7~10週目 チーム開発
- メルカリのコピーサイト制作(HTML,CSS,JavaScript,Ruby,RUby on Rails,SQL,Git Hub)
- 3~5人チーム
- 必須実装項目と応用実装項目がある
- チーム内でコードレビュー → メンターのコードレビュー
- 最終日に発表会
- 専属のCA(キャリアアドバイザー)と面談
- 希望のヒアリング(自社or受託? 言語は? etc)
11週目~ 転職サポート
- 求人紹介
- 面談対策
- 履歴書添削
- 校内で企業説明会(企業の人事が来訪)
テックキャンプ 3つの悪い点
悪い点 その1)費用が高い
筆者が入学したときの短期集中スタイルの料金は50万円。
※2022年3月現在の料金は以下の通りです。
短期集中スタイル | 夜間休日スタイル | |
---|---|---|
オンラインプラン | 657,800円(税込) | 877,800円(税込) |
※ 2022年3月現在は、オンラインプランのみとなっています。
これを高いとみるか安いとみるかは人によります。
が、やはり決して安い金額ではありません。
もちろん、入学前に他のプログラミングスクールとも比較検討しました。
筆者が検討した中では、テックキャンプが一番高かったです。
転職を決意し、すでに退職している人は経済的に余裕がない人もいるはず。
ただでさえ収入がなくて苦しい中でこの金額の出費は正直きついでしょう。
ちなみに、夜間・休日スタイルはおすすめしません。
価格もさることながら、単純に学習の継続が難しいです。
たまたま高校の同級生が同じ時期に夜間・休日スタイルで通っていたので話を聞いたのですが、仕事との両立が相当つらそうでした。
悪い点 その2)PCはMacのみ
テックキャンプではMacしか使えません。
実際エンジニアはMacユーザーが多いので、当然と言えば当然です。
しかし、これはホームページには載ってない情報。
無料カウンセリングのときに初めて知りました。
プライベートPCがMacであれば何の問題もないのですが、私はWindowsPCを買い替えたばかりでした。
泣く泣くレンタルすることに…
私のような状況でない限り、Macは買いましょう。
カリキュラムで使ったツール、構築した環境、書いたコードがそのまま残せます。
もしプライベートPCがWindowsでも、同じツールを入れればいいし、基本的にコードはGitHub(Web上)で管理してるので問題はないです。
が、環境構築をまた1からやらなければいけないのは結構大変でした。
多くの未経験者がWindowsユーザーだと考えると、受講料に加えてMac購入費用が上乗せされることになります。
悪い点 その3)応用カリキュラムのサポート体制
ここに1番モノ申したい!
HPには以下のように掲載されています。
この掲載の仕方だと、「いつでも常駐メンターに直接質問できるけど、ちょっと待つこともあるよ」って思います。
しかし、それは基礎カリキュラムでの話。
応用カリキュラムに入ると、常駐メンターに質問することができませんでした。
どうしても質問したかったら、スカイプのようなツールを使ってリモートでメンターに質問することになります。
たしかに、対面して質問する場合に比べてニュアンスで伝えることができない分、「エラーの内容」「分かっていること」「調べて分かったこと」「それでも分からないこと」等を整理して伝える”質問力”は鍛えられます。
問題は、時間によっては質問可能なメンターの人数が2人とかがざらだったということ。
そんなんメンターの取り合いになります。
もちろん、全てのメンターが別件対応中だったら質問できません。
こちとらエラーではまってるのに、2時間待ちぼうけとかありましたよ。
これも応用カリキュラムに入るときに初めて知りました。
事前説明のときには一切説明されませんでした。
誤解を招く掲載の仕方はやめてほしいですね。
※ 現在は状況が改善されているかもしれません。
テックキャンプ 7つの良い点
良い点 その1)カリキュラムの質が高い
めちゃくちゃよくできていると思います。
様々な技術を網羅したうえで、個人がアプリを1から開発できるようになってるんですから。
もちろん他のスクールのカリキュラムを知らないので比較はできませんが、これやっとけば一通りの知識や技術を身に付けられます。
さらに、教材は常にアップデートされていくところも評価は高いですね。
ただし、当たり前ですがかなりのボリュームです。
そこは覚悟してください。
なんせ10週間で詰め込むんですから。
「1週間で60時間の学習時間を確保しなさい」と念を押されますが、これはマジです。
どこかでつまづいたり、予想外のトラブルに見舞われたりするとそれ以上の時間の確保が必要になります。
良い点 その2)自分のペースで学習が進められる
前述のとおり、カリキュラムは基本的に自習スタイルです。
一斉抗議のように、「分かっているのに進めない」「分からないのに待ってもらえない」ということがありません
(もちろん、同じところにいつまでも時間をかけるわけにはいきませんが…)。
基礎カリキュラムで行うテストも、自分のタイミングで始め、終わることができます。
これが理想の学習の形だろって感じでした。学校教育もこうなればいいのに…
良い点 その3)チーム開発が経験できる
フリーランスにならない限り、現場に出ればほとんどがチーム開発です。
それを経験できるのはテックキャンプのウリの1つでしょう。
実際、現場に出た卒業生が「スクールでやったチーム開発の強化版」と言っているくらいです。
それほど、現場に近い形での開発が経験できます。
これは、転職における面接の際のアピールポイントの1つにもなります。
良い点 その4)継続できる環境
プログラミング学習では、何度も壁が訪れます。
何度も心が折れそうになります。
実際、挫折して辞めてしまう人が多いと言われています。
それでも、「高いお金を払っている」「教室に行かなきゃ」「同期のあいつも頑張っている」というのは、継続する大きな原動力になります。
私も独学だったら続いていたかどうか…。
(同期が何人か蒸発したのはここだけの話)
また、カリキュラムの進捗もしっかり管理されています。
進捗が遅れると尻を叩かれます。
自分一人だとルーズになりがちなタイムマネジメントもしてもらえます。
良い点 その5)学習環境が快適
教室がキレイ!椅子の座り心地が快適!
いやこれ、結構ばかにできない要素なんですよ。
だって、1日10時間くらい学習する場所なんですから。
汚い教室で、腰が痛くなる椅子だったら、それだけで学習意欲が下がっちゃいますよ。
良い点 その6)同じ志をもった仲間ができる
個人的にはこの部分の価値が最も高いと感じました。
独学、オンライン型スクールでは絶対に得ることができないものです。
実際、私が組んだチームメイトは全員年下でしたが、みんな自分なりの考えをもって努力している方たちばかりで、たくさん刺激をもらいました。
プログラミングの知識や技術レベルは私が一番低かったので、分からないところは聞きまくってました。
(たぶんメンターより質問したんじゃないかな…?)
スクール卒業後も、定期的に会って情報交換しています(^^)
良い点 その7)転職サポートが手厚い
キャリアアドバイザーとのキャリア面談、希望に沿った求人紹介、技術質問対策、履歴書添削等、かなり様々なサポートを受けることができます。
また、未経験でも採用しようという企業が教室を訪れ、企業説明会も行ってくれます。
そこで興味をもてば、面談につなげてもらうこともできます。
ちなみに私は30代だったこともあり、「転職できなければ全額保証」を受けることはできませんでした。
ですが、だからといってサポートの質が落ちているとは思いませんでした。
\転職成功率98%/
テックキャンプに向いている人、向いていない人
- 経済的な余裕がある
- プログラミング全くのド素人
- 転職サポートをしてもらいたい
- 自分一人では継続できるか自信がない
- 分からないところがあったら質問したい
- 駆け出しエンジニア同士のつながりを作りたい
- 分からないことがあればググればOK
- 自分一人でも挫折しない自信がある
- オンライン教材を使って自学自習できる
- もうすでに簡単なアプリを作ったことがある
テックキャンプで学習したことは、30代未経験で全くのド素人だった私にとっては最良の選択だったと思っています。
プログラミング学習で最も大事なことは継続すること。
独学で始めたものの途中で挫折し、辞めてしまう人も多いです。
もし、私が独学やオンライン型スクールだったら継続できていたか自信がありません。
それくらい初学者にとっては難しく、ボリュームもあってしんどい場面が何度も訪れるのがプログラミング学習です。
ITド素人だった私がやりきることができたのは、テックキャンプの環境があってのことだったと思います。
\転職成功率98%/
おわりに
私が通ったプログラミングスクールはテックキャンプだけです。
つまり、他のスクールとの比較ができません。
だから、これからスクール選びをする方は、この記事のような体験談になるべく多く目を通すことです。
プログラミングスクールにこれから通おうとしているあなたは、時間とお金をかけて人生を変えようと挑戦しているに違いありません。
大事な自分のリソースを使うわけです。
しっかり比較検討して、後悔のない選択を!