ども!だいす(@dice_motosensei)です!
今回はこんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
- 教員の転職活動で自己PRできること
正直、「元教員」という肩書そのものは、転職市場において無価値に等しいです。
だから、筆者も転職当時は「元教員はアピールポイントがない…」と困っていました。
ただし、それはあくまで教員の業務を詳しく知らない企業の人事目線。
教員の仕事も、見方次第では企業でも生かせる汎用的なスキルがあるんです。
そこで本記事では、元教員の自己PRポイントを3つに厳選してご紹介。
本記事を読めば、職務経歴書や面接対策における自己PRのヒントになりますよ?
(転職当時、これを知っていたらもっと自己PRできたかもなぁ…)
記事の信頼性
筆者は、公立小学校で9年間働きました。
その後2019年の3月に退職し、同年8月に転職活動を経てエンジニアに転職しました。
「元教員」の「転職経験者」です。
教員からの転職 自己PRポイント① コミュニケーション能力
教員にとってのお客さんは誰でしょう?
第一に子供。第二にその保護者です。
つまり、教員は老若男女、幅広い世代を日々相手にしてお仕事をしているのです。
そして、彼らとどうやって信頼関係を築こうか苦慮し、試行錯誤しながらお仕事をしているはずです。
もう、「コミュニケーションをとることが仕事」といってもいいくらいです。
具体的に言うと、以下のようなスキルが知らず知らずのうちに身についています。
- 相手の要望を引き出す
- 自分の考えを主張する
- よい行動を認め、褒める
- 相手の話によく耳を傾ける
- 相手が分かりやすい言葉を使う
- 相手が分かりやすい文章構成にする
- 相手の要望に沿う形でアドバイスする
- 相手の言いたいことを正しく理解する
就活サイトで各企業の求める人物像を見てみると、多くの会社で「仲間」「チーム」という言葉が出てきます。
それほど、コミュニケーショ能力が重要視されているのです。
それもそのはず。
どれほど業務スキルが高くても、周りと良好な関係を築けなかったり、協力して仕事ができなかったりする人がいると、組織のパフォーマンスが落ちるからです。
ちなみに、僕が働く会社で採用面接を行っている上司も、「まともにコミュニケーションをとることができない子が多い…」と嘆いていました。
業務スキルは教えれば伸ばすことが可能です。
しかし、コミュニケーション能力はその人に根付いたものであり、教育して変えることが困難です。
つまり、教員をやっていればおのずと身に付くこの能力を企業は求めているんです。
逆に言えば、そのスキルをもっていない人は、世の中を見渡せば意外と多いということです。
教員からの転職 自己PRポイント② プレゼンテーション能力
私の会社では、朝礼時に輪番で「お話」をすることになっています。ネタはどんなことでもOK。
そこで話す同僚の姿を見て、生意気ながらこう思いました。
具体的には、以下のことができない人が多かったんです。
- 間をあける
- にこやかに話す
- 一文を短くする
- 相手の目を見て話す
- 全体を短くまとめる
- 身振り手振りをつける
- 強弱、抑揚をつけて話す
- 疑問形を使って相手に思考を促す
どうですか?
教員だと、普段から授業や保護者懇談会でやっていることではないですか?
それもそのはず、なんたって場数を踏んでますから。
毎日大勢の人の前に立って話をする。
こんな経験をする職業、そうそうありません。
だから、このスキルは十分強みになるんですよ。
加えて、教員はプレゼンする内容を上手に構成する力にも優れています。
毎日授業を構成しているんですから。
このスキルは例えば「営業」の仕事に求められるスキルだと思ってます。
実際、中学校教員から営業職へ転職した方もいらっしゃいます。
教員からの転職 自己PRポイント③ マルチタスク遂行能力
教員の仕事というのは本当に多岐に渡ります。
世間には意外と知られていないことですが…。
- 学習指導
- 児童/生徒指導
- 進路指導
- 書類作成
- 会計
- 行事の企画、提案、運営
- 校務分掌(校内の仕事の分担) etc…
もう、会社で言えば3部署くらいかけもちしているような感じですw
しかもこれらの仕事を毎日同時並行でこなしていきます。
その日のうちに6~7つのタスクをさばかないといけないことなんてざらでした。
一方転職先の会社では、基本的に任された案件1つに集中すればいいんですよ。
それでも時には2~3つのタスクを同時に任されることもありますが、せいぜいそんなもんです。
どうです? 楽勝じゃんって思いませんか?
教員時代に鍛えられたなと思いました。
つまり、マルチタスクへの適応能力が非常に高いんですよ。
1つの仕事しかできない(なんなら1つの仕事も満足にできない)人より、マルチタスクを難なくこなせる人を企業が欲しいのは明らかです。
教員からの転職 自己PRポイントおまけ ストレス耐性
これは半分皮肉ですww
ただ事実として、僕の転職先の会社の面接時には「ストレスには強いですか?」と聞かれました。
「そりゃもうめちゃくちゃ強いです!」と答えましたがw
会社としては、年間何百万というお金を払って人を雇うわけです。
書類選考や面接に使った時間、未経験をとる場合は教育期間があることも考えて換算すれば、それ以上の金額をその人に投資することになります。
そうやって苦労して雇った人に、ちょっとやそっとしんどいことがあったからといって簡単に辞められてしまったら損失はとても大きいんですよね。
だから、ある程度のストレス耐性があるかは会社にとっては大事なことなんです。
面接時に自分からアピールする必要はないと思いますが、念頭に置いておいてもいいかなと思います。
おわりに
教員の仕事しか知らない人は、一般企業の会社員がもっているスキルと比べることができません。
だって、周りには自分と似たようなスキルをもっている「教員」しかいないんですから。
でもこれまでお話してきた通り、教員にだって自信をもっていい汎用的なスキルがあることはお分かりいただけたと思います。
あなたが、自信をもって転職活動に臨めますように!