ども!だいす(@dice_motosensei)です!
実際に教員から転職した人の体験談が知りたいな
今回はこんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
- かおるこさんの略歴
- かおるこさんの転職体験談
転職は、人生の大きな転機。
失敗はしたくないですよね?
本記事では、中学校教員からの転職を成功させたかおるこさん(@kaoruko30)の転職体験談を紹介します。
実際に転職を成功させた方の経験を知り、あなたの転職活動に役立ててください。
かおるこさんの略歴
関西の公立中学校で、新卒から5年間働きました。
転職したのは27歳のときです。
ちなみに、転職されたのは何月ですか?
3月末です。
ちょうど中3の担任をしており、卒業式で生徒を送り出した後に退職できたので、自分も子供達と一緒に勤務校を卒業したような気持ちでした。
かおるこさんが教員を辞めた理由
大きくは次の3つです。
・労働環境が悪いと感じていた
・このままでは身体を壊すと感じた
・このまま教員を続けられるか疑問だった
労働環境が悪い
1つ目の労働環境は、多くの転職した教員が理由に挙げますよね。
かおるこさんは、具体的にどんなところに不満を感じていましたか?
例えば、
・正当な報酬、評価が得られない
・教員一人に背負わされている責任とリスクの多さ
・自分に裁量権がない部活動によって早出・休日出勤が毎週続く
などですね。
教員はたしかに高給取りですけど、私も仕事量と給与が釣り合っていないなと思っていました。
このままでは身体を壊す
実は、退職する前年に体調を崩してしまったんです。
そのときに、健康のありがたみを実感。
このままの働き方を続けていたら、また身体を壊すことになるのではと思ったんですよね。
教員の仕事は、肉体的にも精神的にもかなりタフさが求められますからね。。。
私の周りにも、特に女性の教員は身体に不調が起こってしまう方がいました。
このまま教員を続けられるか疑問
今後、結婚や出産をする可能性を考えたとき、10年後、20年後も教員を続けられるのか?と自問したんですよね。
考えた結果、私には体力的にも精神的にも無理だと判断したんです。
同僚のママさん先生を見ていると、本当に大変そうだったからなぁ。。。
産休や育休をとりやすいのは良いけど、そもそも子育てをしながらする仕事としてはかなりしんどいですよね。
かおるこさんの転職活動
目指した業界とその理由
業種は事務系・官公庁系を目指しました。
ワークライフバランスがきちんと保てるかを最も重要視しました。
転職活動で使ったサービス
実は、転職サイトも転職エージェントも使っていません。
え”っ!!
では、どうやって転職活動したんですか?
かねてから目をつけていた企業があったので、そこの試験項目に合わせて対策をしました。
SPIや面接対策など、一般的に売られている書籍を使いましたね。
どんなタイトルだったかはもう忘れてしまいましたが…汗
実際に本屋さんに行って自分に合いそうなものを選んだ覚えがあります。
あと、自己PRの書き方なんかは、教員採用試験の時に大学で対策講座をしてくれていた先生(面接官の経験あり)から教わったことを思い出して、それを意識して書きました。
だから、私にとっては教員採用試験に一生懸命取り組んだことも財産になってたんだなぁと思います。
なるほど、完全に照準を合わせて対策をしたわけですね。
ちなみにその企業はどうやって見つけたのでしょうか?
転職しようかなーという思いは毎年夏休みに頭をよぎっていたので笑、自分で調べた中の候補に入っていました。
実際動き出そうと決意した時に、改めて諸々を考慮し、第一希望としました。
転職活動で苦労したこと
算数や数学が苦手なので、SPIの試験は冷や汗ものでした。
面接や書類等は実はそんなに苦労しませんでした。
人前で話す力や分かりやすく相手に説明する力など、教員生活で培ったスキルは転職活動でも十分役に立ったと思っています。
私も、面接はそれほど苦にしなかった記憶があります。
子供や保護者を日々相手にしてきたコミュ力は、元教員の大きな強みですね。
SPI総合検査
日本初の総合適性検査として、企業の入社試験において高頻度で利用される。
2012年の実績として、9,050社が利用しているほか、公務員試験の代わりに利用している自治体もある。
学力や知識だけを問うものではなく、いろいろな側面から見て総合的に判断するテストであり、人物中心主義のニーズに応えたものとなっている。Wikipediaより引用
今の会社に決めた理由
働き方や給与等も含めて第一希望だったので、今の会社に決めました。
ちなみに、第一希望の会社以外には応募しましたか?
一本釣りだったので、今の職場しか受けていません笑
落ちたらまた来年受けようと思っていました。
第一希望とはいえすごい勇気!
かなり戦略的だったんですね。
ということは、転職活動もあまり時間はかからなかったですか?
私が希望していた今の職場が8月くらいから中途採用をしていたので、そこから転職活動しました。
内定が出たのは12月末です。
転職してよかったこと
まずは、きちんと休日が確保できること。
それから、残業はほぼないですが、残業する時もきちんと残業代が支払われること。
そして何より、教員という職責の重さから解放されたこと。
「教員を辞めた理由」が、かなり解消されているのが分かりますね。
ちなみに、転職する前の方が良かったことなんてありますか?
人との深いつながりや仕事のおもしろみが少なくなったことですね。
あとは、同僚との会話に手ごたえがありません笑
たしかに教員の仕事は、生徒(児童)との関係がとっても濃くなりますからね。
仕事を通して、人との濃い関わりをもちたい人は教員が向いているかもしれません。
転職を考えている先生へ かおるこさんから一言
教員からの転職はできます。
だけど、仕事を変えるということは大きな決断です。
「自分は一体仕事に一番何を求めているのか?」を時間をかけて考えてみてください。
直接話が聞きたいという方は、ぜひオンラインお茶会にお越しください!
えっと…オンラインお茶会って何ですか?
私は教員時代、結構モヤモヤすること、クヨクヨすることが多く、日曜日は憂鬱でした。
そういう先生方に、日常のモヤモヤを吐き出せる場所、安心して話せる場を提供したいと思ってオンラインお茶会をしています。
素敵な取り組みですね!
オンラインお茶会のほかにも、何か活動されているんですか?
Twitter、note、stand fm(ラジオ)をやってます。
メインはオンラインお茶会とnoteですね。
noteとオンラインお茶会の詳細はTwitter(@kaoruko30)からとべるようになっています。
stand fm(ラジオ)は私の話し方を知ってもらってオンラインお茶会に参加するかの判断材料にしてもらうために始めました。
かおるこさんは、現役教員の応援をかなり精力的に行われている方です!
「教員の仕事がつらい…」「教員から転職しようか悩んでる…」など、悩みを抱えている人はぜひ相談してみてください。
おわりに
かおるこさんもおっしゃっていたように、教員からでも転職は可能です。
本気で転職を考えているなら、「教員だから…」と嘆く前にまずは行動してみましょう。
善は急げ!